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2026.05.18
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五十周年記念詩「未来への種子」

五十周年記念詩「未来への種子」株式会社日本サルベージサービス

五十周年記念に寄せて

当社は五十周年という節目を迎えた際、記念企画本『一言主覚書』を制作いたしました。
その中で、詩人・谷川俊太郎氏にご協力いただき、私たちの歩みと未来への想いを込めた一篇の詩を寄稿いただいております。
この詩は、これまで積み重ねてきた歴史と、ものづくりに携わる人々の手、そしてこれから先へとつながる未来への意思を静かに、しかし力強く表現したものです。
日々の業務の中で忘れがちな原点や、私たちが目指すべき姿を改めて見つめ直すきっかけとして、今もなお大切にされ続けています。
ここに、五十周年の節目に寄せていただいた詩「未来への種子」をご紹介いたします。

「未来への種子」

谷川俊太郎

株式会社日本サルベージサービス五十周年記念詩「未来への種子」
日本サルベージサービス【編】『一言主覚書』

高みに憧れて天空へと差し伸ばされる手
その手を支えようと大地に踏ん張る脚
自然の恵みに甘え生かされながらも
自然を超えようとする私たちの意思が
道具を生み出し機械を創り上げた
原人からホモ・サピエンスへの長い道のり
そのふるえる先端に私たちは立っている
掴む手 運ぶ手 支える手
掘る手 揚げる手 引っ張る手
暖かく傷つきやすい人の手が
冷たく硬い金属の手に取って代わられ
だが新しい手は太古からの手に馴らされて
昨日を壊し今日を造り明日を組み立てる
その日々に働くひとりひとりの汗と涙
語ることの出来なかった物語がある
心の中で繰り返すしかなかった歌がある
その無言と沈黙を秘めた歴史こそが未来への種子
限りない宇宙へと開かれた地球のいま・ここ
その矛盾に満ちた豊かさを生きるために
私たちはともに学びたゆみなく問い続ける
夢によって現実を更新する技術と方法を

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